「イー・ガーディアンに退職金はあるの?」——転職や退職を考えはじめると、真っ先に気になるポイントですよね。
結論から言うと、イー・ガーディアンに退職金制度はありません。ただし、退職金がないこと自体は違法ではなく、知っておけば損を防げる手段もあります。
この記事では、退職金の実態を整理しつつ、辞めるときに使える制度や具体的な行動ステップをまとめました。
退職金制度の現状と廃止の経緯
まず「退職金はあるのか、ないのか」をはっきりさせておきましょう。
退職金は廃止済み
イー・ガーディアンに退職金制度はありません。
正社員・契約社員ともに対象外です。
同社の有価証券報告書でも退職給付に関する引当金の計上はなく、制度として存在しないことが確認できます。
口コミサイトでも「退職金はありません」「福利厚生は通勤手当のみ、退職金などはない」という声が複数見られます。
また「契約社員では退職金や手当て等もない」「住宅手当・寮・退職金はありません」と、雇用形態を問わず一貫しています。
なぜ退職金制度がないのか
「以前はあったけど廃止された」と思われがちですが、実際にはもともと退職金制度が導入されていません。
法律上、退職金は会社の義務ではないので、制度がないこと自体は違法ではないんです。
BPO業界(企業の業務を代行する業界)は人件費が売上原価の大半を占め、非正規雇用の比率も高い構造上、退職金を設けない企業は珍しくありません。「うちの会社だけおかしいのでは?」と思う必要はありませんが、他の方法でお金を守る意識が大切になってきます。
福利厚生と報酬設計の全体像
「じゃあ他にどんな制度でカバーされてるの?」という疑問が出てきますよね。
ここでは、イー・ガーディアンの報酬まわりを整理していきます。
年収水準・手当・賞与の実態
まず気になるのが、実際の年収水準と手当です。
求人情報や口コミサイトの情報を総合すると、イー・ガーディアンの報酬の全体像はこのようになっています。
| 項目 | 内容 |
| 一般スタッフ(監視・CS) | 年収250万〜350万円程度 |
| リーダー・SV職 | 年収350万〜450万円程度 |
| 管理職・専門職 | 年収450万〜600万円程度 |
| 賞与・昇給 | ほぼなしとの声が多い |
| 通勤手当(または在宅手当) | あり |
| 住宅手当・家族手当 | なし |
※口コミサイト(OpenWork・エン評判)に投稿された回答者情報をもとにした目安です。個人差があります。
口コミでは「賞与や昇給は、ほぼありません」という声が目立ちます。
「福利厚生は通勤手当のみ」「地方転勤の場合は一部手当支給はあるが、住宅手当は発生しない」との声もあり、月給がほぼそのまま年収を決めると思っておいたほうがいいでしょう。
毎月の手取りから自分で貯蓄や資産形成をしていく意識が必要になります。
持株会の仕組みと注意点
イー・ガーディアンには持株会制度があります。
持株会とは、毎月の給与から一定額を天引きして自社の株を買う仕組みです。
ただし、これを「退職金の代わり」と考えるのは危険です。理由はシンプルで、株価が下がれば積み立てたお金が減るからです。
- 退職金は「辞めたら確実にもらえるお金」
- 持株会は「株価次第で増えも減りもする投資」
この2つはまったく性質が違います。
「持株会があるから大丈夫」と安心せず、あくまで投資の一種として考えておきましょう。
![[比較図] 退職金あり企業とイー・ガーディアンの報酬構成の違い](https://taishoku-ai.jp/media/wp-content/uploads/2026/05/autopress-36.webp)
IT・BPO業界との比較
厚生労働省の「就労条件総合調査(2023年)」によると、従業員100人以上の企業のうち約74.9%が退職給付制度を導入しています。
イー・ガーディアン(東証プライム上場・従業員数百名規模)は、この数字と比べると福利厚生が薄い部類に入ると言えます。
また、口コミでも「給与が大幅に下がっているにも関わらず」退職が相次いでいるとの声があります。
「退職金や手当て等もないため、離職率につながっている」という指摘もあり、福利厚生の薄さが人材流出の一因になっていると言えそうです。
だからこそ、退職を考えるなら有給休暇の消化や失業給付など「使える制度」を事前に把握しておくことが重要です。
退職時に押さえるお金の話
ここからが本題です。「じゃあ辞めるとき、実際に何をすればいいの?」という話に移りましょう。
取りこぼせるお金を1円でも減らすことが大切です。
有給・最終給与のチェック
退職時に一番リアルに手元のお金に影響するのが有給休暇の消化です。
イー・ガーディアンの口コミでも「有給休暇が取得しやすい」という声があります。
普段から取りやすい環境であれば、退職時にまとめて消化することも交渉しやすいはずです。
退職前に確認しておくべきポイントをまとめます。
- 有給休暇の残日数を確認する → 退職届を出す前に把握しておく。20日残っていれば、約1ヶ月分の給与に相当します
- 最終給与の締め日と支払日を確認する → 退職日によっては、最後の給与が振り込まれるまで1ヶ月近く収入が空くことがあります。退職日を月末にするか、締め日の翌日にするかで手取りが変わるので注意
- 未払いの残業代がないか確認する → サービス残業があった場合、退職後でも請求できます(時効は3年)
![[図解] 退職前のお金チェックリスト(有給残日数→最終給与→失業給付の流れ)](https://taishoku-ai.jp/media/wp-content/uploads/2026/05/autopress-35.webp)
失業給付の待機期間が短縮されている
もうひとつ知っておいてほしいのが失業給付(失業手当)の話です。
自己都合で退職した場合、以前はハローワークに届け出てから2ヶ月間は給付を受けられませんでした。
しかし、2025年4月の制度改正で、この待機期間が1ヶ月に短縮されています。
以前より早くお金が入るようになったので、退職後の資金計画が立てやすくなっています。
iDeCoに加入している人だけ要注意
iDeCo(イデコ)という言葉を聞いたことはありますか?
これは「自分で毎月積み立てる老後の年金」のこと。会社の退職金とは別の仕組みです。
iDeCoに加入していない方は、このセクションは読み飛ばしてOKです。
加入している方だけ、以下の点に注意してください。
- 転職先に企業型DC(会社が掛金を出す確定拠出年金)がある場合 → そちらに移管手続きが必要
- 転職先にない場合 → iDeCoに移すか、そのまま継続
- 何もしないで放置すると、「自動移換」といって手数料だけが引かれ続ける状態になります
退職から6ヶ月以内に手続きしないと自動移換されてしまうので、加入者は退職日が決まったらすぐに確認しておきましょう。
ちなみに、退職金をもらったときに税金が安くなる「退職所得控除」という仕組みがあるのですが、iDeCoを一時金で受け取るときにもこの控除が使えます。退職金制度がない会社の方がむしろ控除枠をフルに使えるケースもあるので、加入者にとってはちょっとお得な話です。
なお、有給消化の交渉は自分で切り出しにくいケースもあると思います。
そんなときは、退職代行サービスを使えば有給消化の交渉まで任せられます。特に労働組合が運営する退職代行ガーディアンは会社との交渉権を持っているので、有給を確実に消化したい方には心強い選択肢です。
「退職代行ガーディアン」はまったくの別会社
「イー・ガーディアン」はネット監視やカスタマーサポートを手がけるBPO企業です。
一方、「退職代行ガーディアン」は東京労働経済組合という労働組合が運営する退職代行サービスで、両者に資本関係や提携関係はありません。
名前が似ているだけでまったく別の組織なので、混同しないようにしておきましょう。
退職代行ガーディアンは労働組合型のため有給消化の交渉にも対応しており、辞めるときの選択肢として覚えておいて損はありません。
自分に合ったサービスを比較したい方は退職代行サービスの比較ページもチェックしてみてください。
![[比較図] イー・ガーディアン(BPO企業)と退職代行ガーディアン(労働組合)の違い](https://taishoku-ai.jp/media/wp-content/uploads/2026/05/autopress-34.webp)

